

みなさん、こんにちは。イタリア・ローマからフィレンツェまで高速列車に乗って移動し、フィレンツェのシンボルである、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を観光しました。
その様子をまとめましたので、こちらでご紹介したいと思います。
ローマからフィレンツェへの移動
ローマからフィレンツェへはイタロ(Italo)とトレニタリア(Trenitalia)というの2つの会社が高速列車を運行しています。私はイタロ(Italo)を使ってフィレンツェまで行ったので、その方法についてご紹介したいと思います。
イタロ(Italo)は、私鉄で高速列車のみの運行になります。普通列車はありません。
発車駅はローマ・テルミニ駅になります。ローマでの宿泊をテルミニ駅周辺にしたので歩いて駅まで行くことができとても便利でした。
*イタロはローマ・ティブルティーナ駅からも発車しています。
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(SMN)までは約1時間半ほどで到着します。
思ったより近くて気軽に行くことができるフィレンツェです。
ローマに行かれたらフィレンツェまでぜひ足を伸ばして観光すると良いと思います。
イタリアに限らず、その地域によって街の雰囲気が変わります。
ローマもフィレンツェもどちらもとても素敵ですが、住むならフィレンツェがいいなあと個人的に思いました!
時間のない方は日帰りでも行くことができますが、フィレンツェで宿泊するのもまた趣があってとても良いですよ!
*イタロ(Italo)のチケット購入方法
①イタロ(Italo)公式サイトから購入する場合(英語)→→→
②ローマ・テルミニ駅のイタロのチケットカウンターで購入。
*レイルヨーロッパのサイトで日本語で購入できたようですが、日本語サイトが閉鎖されてしまったようです。(2020年12月現在)
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Firenze Santa Maria Novella)からサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(SMN駅)からサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂までは徒歩で10分ほどの距離です。
イタリアの世界遺産 『フィレンツェ歴史地区』
・サン・ジョヴァンニ洗礼堂
・ジョットの鐘楼
・サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
・サンタ・レバラータ地下教会
・大聖堂付属博物館
フィレンツェの街のシンボル、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は、
- ドゥオーモ(大聖堂)
- サン・ジョヴァンニ洗礼堂
- ジョットの鐘楼
の3つの建築物で構成されています。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(SMN駅)駅から歩いて行くと最初に見えてくる建物は、サン・ジョヴァンニ洗礼堂です。

*ドゥオーモ(大聖堂)の正面に建つサン・ジョヴァンニ洗礼堂は、聖ジョヴァンニ(洗礼者ヨハネ)に捧げるために建設された八角形をしたロマネスク様式の礼拝堂です。
11世紀に建設されました。フィレンツェ出身の詩人、哲学者であるダンテをはじめ多くの人々がここで洗礼を受けたといわれています。



ミケランジェロが『天国への門』と呼んで賞賛したことからこの名で呼ばれるサン・ジョヴァンニ洗礼堂の「東側の扉」は1452年に完成したロレンツォ・ギベルティにより製作されました。
1966年に起こったアルノ川の氾濫の被害を受け、現在はレプリカで、本物の扉は修復されて大聖堂付属美術館に所蔵されています。


*ジョットの鐘楼は、1334年にジョットの設計により着工され1359年に完成した、ドゥオーモの隣にあるゴシック様式の鐘楼です。
塔内部には414段の階段が続き、高さは約85メートルあります。
塔の頂上からはドゥオモの大きなクーポラやフィレンツェの街を見渡すことができます。

ジョットの鐘楼からのフィレンツェの眺め↓↓↓




*サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)
1296年から140年以上をかけて建設された大きなクーポラが特徴の大聖堂はイタリアの初期ルネサンス建築を代表するもので、フィレンツェのシンボル的存在です。
このクーポラは、石積み建築のドームとしては現在でも世界最大を誇ります。
大聖堂のファサードは赤、白、緑の3色の大理石で装飾されていて、とても美しいです。
大聖堂の建物全体はゴシック様式ですが、ファサードは18〜19世紀のネオゴシック様式となっています。








*サンタ・レパラータ地下教会
サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会の地下には遺跡があり、教会内部から階段でアクセスできます。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が建つ前にここにあったサンタ・レパラータ教会の遺跡です。






*大聖堂付属博物館
大聖堂付属博物館は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にある数々の美術品の本物が収蔵されています。大聖堂にあるものはほとんどがレプリカなのです。
ミケランジェロが手がけた未完の作品である2つ目のピエタである、『フィレンツェのピエタ』または『ドゥオーモのピエタ』や、サン・ジョヴァンニ洗礼堂東扉である『天国への扉』などが有名です。








*共通チケット廃止
ドゥオーモのクーポラ、ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、大聖堂付属博物館、サンタ・レバラータ地下教会)は、共通チケットでそれぞれの施設に1度づつだけ入場が可能でしたが現在は廃止になっており、入場のためには各施設ごとに日時指定の入場予約チケットが必要となっています。
*ドゥオーモ大聖堂は無料で予約なしで入場することができます。
公式オンライン予約サイト(英語)→→→
オンラインの予約手数料2ユーロがかかりますが、当日予約指定時間に確実に入場することができます。
現在、外務省の感染症危険情報レベルにて、イタリアは引き続き「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が発出されております。
12月2日緊急政令第158号が官報に掲載されました。
●本緊急政令の主な規定の概要は以下のとおりですので、ご留意ください。
(第1条2項)
・2020年12月21日から2021年1月6日まで、全土において、州・自治県を越えた移動は禁止される。
・2020年12月25日、26日、及び2021年1月1日は、証明される仕事上の理由、必要性のある状況、又は健康上の理由に動機付けられる移動を除いて、自治体(コムーネ)を越えた移動は禁止される。
・いずれにせよ、自身の住所・居住地・居所への帰還のための移動は許可されるが、他の州や自治県にあるセカンドハウスへの移動は禁止される。
・2020年12月25日、26日及び2021年1月1日は、他の自治体(コムーネ)にあるセカンドハウスへの移動も禁止される。
(第1条3項)
・2020年12月21日から2021年1月6日の期間においては、州ごとのリスクおよびシナリオレベルの分類とは関係なく、別途首相令によって特別な措置が規定される場合がある。
11月3日首相令が首相府ホームページに掲載されました。
●本首相令の規定は、10月24日首相令の規定に代わり、11月6日から適用され、12月3日まで効力を有します。
●本首相令では、例えば、以下のような新たな感染防止措置が規定されています。
・夜間の移動制限(「22時以降翌朝5時までは、証明される仕事上の理由、必要性のある状況又は健康上の理由に動機付けられる移動のみが許可される。」)。
・美術館、文化施設等の市民への開放停止。
・土曜日、日曜日、祝日、そして祝日の前日には、ショッピングモール内及び市場内の商店は、薬局、ドラッグストア、衛生用品販売店、食料品取扱店、タバコ屋及び新聞雑誌売店を除き閉鎖。
・関係規則を遵守の上、宅配サービスは引き続き許可され、持ち帰りサービスは、店舗近辺で飲食しないことを条件に、22時まで営業可能。
●また、今後一部の州・地域においては、更なる予防措置が導入される予定です。具体的には、感染状況や感染リスクに応じ、保健省命令によって指定されることとなりますので、ご注意下さい。
●なお、日本からイタリアに入国する者に対して課される14日間の自己隔離等義務(一部例外あり。)に変更はありません。
●詳しくは、本首相令の新たな規定に焦点を当てた抄訳を在イタリア日本国大使館のホームページに掲載しましたので、以下のリンク先でご確認ください。
https://www.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid_19_20201103DPCM.html
(外務省・海外安全ホームページより抜粋)