


みなさん、こんにちは。
大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」の聖地とも言われている奈良、柳生の里にある、柳生一刀石周辺を散策してきましたので、こちらで紹介したいと思います。
柳生一刀石へのアクセス
近鉄奈良駅からバスで約50分ほどで、奈良市柳生町の山間部に位置する柳生の里へ行くことができます。
人気のアニメ、鬼滅の刃の聖地の一つとしても数えられており、鬼滅の刃の聖地巡礼スポットとして訪れる人が近年増加しています。
ニュースでも取り上げられたりと、奈良の観光地としても今、とても注目されています。
また、奈良市街から柳生までの春日山と高円山の谷間の古道は柳生街道と呼ばれています。
今から300年前に柳生新陰流(やぎゅうしんかげりゅう)が興されて以来、この柳生街道を通り柳生の剣を求める武士が行き交わったと言われており、
歴史好きな人をはじめ、美しい自然や景色を楽しむために柳生街道を散策するウオーキング、ハイキングをする人も多くなっています。

⭐️行き
《奈良交通バス》 94・100・102系統の柳生方面行き乗車
JR奈良駅(西口) 16番のりば発
9:11
11:40(平日のみ)
12:45
近鉄奈良駅(西北口)4番のりば発
9:19
11:48(平日のみ)
12:53
⭐️帰り
《奈良交通バス》 柳生バス停 発
11:50
13:20
15:43(平日のみ)
15:52(土日のみ)
柳生バス停で下車後、一刀石までは、徒歩で約20〜25分です。


天乃岩立(あまのいわたて)神社

一刀石がある天乃岩立(あまのいわたて)神社は小さな拝殿を持つほかは磐座(いわくら)と呼ばれる巨岩そのものが御神体となっている神社で4つの磐座が御神体となっています。
かつては能舞台の建物が別途存在しましたが、柳生八坂神社に移築されました。
なお、拝殿の奥に祀られている4つの御神体だけでなく、周辺の巨石の全てに神が宿るとされています。
とても神秘的な雰囲気のあるパワースポットです。


手前側が後立磐で、櫛磐牖命(くしいわまどのみこと)の御神体(天岩吸神社)、
奥の大きな磐座は前立磐で、豊磐牖命(とよいわまどのみこと)の御神体(天岩立神社)です。


丸まった形のきんちゃく岩は天照大姫命(あまてらすおおひめのみこと)の御神体(日向神社)、
横たわった姿を見せる前伏磐は天岩戸別命(あまのいわとわけのみこと)の御神体(天立神社)です。
柳生一刀石


拝殿から少し歩いていくと巨大な岩が中央から真っ二つに割れている、一刀石が登場します。
その昔、柳生新陰流(やぎゅうしんかげりゅう)の始祖である柳生宗厳が天狗を相手に修行をしていて天狗と思って刀を振り下ろしたところ天狗の姿は消え真っ二つに割れたこの岩だけが残った。
という伝説があります。



旧柳生藩陣屋跡
旧柳生藩陣屋跡は、かつて柳生藩の藩庁が置かれていた屋敷(陣屋)の跡です。
江戸時代初期に将軍家の兵法指南役となった大和柳生藩初代藩主・柳生宗矩が、新陰流を創始した父・柳生石舟斎宗厳(せきしゅうさいむねよし)の菩提を弔うために芳徳禅寺を建てたのち1642年に建てられたものです。約100年後の延享4年(1747年)の火災による全焼後は復興せず、仮建築のまま廃藩を迎えたという歴史を持っています。
現在は史跡公園となっていて春には隠れた桜の名所としても知られています。





陣屋跡へはこの長い石段を登っていきます。
柳生八坂神社
柳生八坂神社は、剣豪の里として有名な柳生地域最大の神社です。江戸時代の1654年に柳生宗矩の子である柳生宗冬が南に離れた大保地区の八坂神社のご祭神を勧請して社殿を造り八坂神社とした歴史を持っています。それ以前にも、春日大社の本殿第四殿の御祭神である比売神を祀る四之宮大明神と呼ばれる神社であったとされています。
拝殿については一刀石のある、天乃石立神社(あまのいわたてじんじゃ)の能舞台として用いられていた建物を移築したという歴史も持っています。



天乃石立神社(あまのいわたてじんじゃ)の能舞台から移築された拝殿
摩利支天山
摩利支天(まりしてん)山は、柳生八坂神社に近い場所にある小高い丘です。柳生十兵衛三厳の子柳生宗冬が武道・武将の守神である摩利支天を祀ったとされており、かつては祠があったとされています。摩利支天碑と呼ばれる石碑が建っています。


近鉄奈良駅からバスで気軽に行けますがバスの本数が少ないので、行きたいところを決めて効率よく観光されることをおすすめします。バス停から一刀石までは徒歩で往復約1時間弱程歩きますので疲れない歩きやすい靴や服装で行かれると良いと思います。