
なら仏像館 奈良国立博物館
- 場所:〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50
- 開館時間:9:30〜17:00 (入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日 (休日の場合はその翌日、連休の場合は最終日の翌日、12月28日〜1月3日
- 観覧料金:一般 700円 大学生 350円 高校生以下および18歳未満の方、70歳以上の方、
障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名含む)は無料、特別展の観覧料金は別途定めます。 - 各種割引:親子割引:高校生以下および18歳未満の方と一緒に観覧される方は、一般100円引き、大学生50円引き。
:レイト割引:開館時間延長日の17時以降に観覧される方は、一般100円引き、大学生50円引き。
※各種サービスの併用はできません。 - 無料観覧日(名品展のみ)節分の日、国際博物館の日(5月18日)、
関西文化の日、おん祭お渡り式の日(12月17日)


名品展 珠玉の仏たち (特別公開) 金峯山寺 金剛力士立像
奈良国立博物館での修復作業を終え、2021年2月23日から奈良国立博物館(なら仏像館内)での
特別展示されています。
奈良県吉野郡吉野町に位置する金峯山寺の仁王門の修理が完了するまでの間(2028年予定とされている)はこちらで展示されています。
※金峯山寺の仁王門は、奈良・東大寺の南大門に次ぐ日本で二番目に大きい仁王門です。
重要文化財・金剛力士立像 (特別公開)


南北朝時代の延元3年(1338年)から翌年(1339年)にかけて、南都大仏師の康成(こうじょう)によって作られました。金剛力士立像は木造の阿形(あぎょう)・吽形(うんぎょう)像の2体で、高さは5mを超えており、金峯山寺仁王門と同じで、奈良・東大寺の南大門にある金剛力士立像に次いで日本で二番目に大きい像となっています。
金剛力士立像2体の一部には赤色が残っていて、全身が赤色に塗られていた可能性があるそうです。
文化庁での広報によると、なら仏像館へ運び込む作業がとても大変で、開館以来大きな出来事だったそうです。
おそらく奈良国立博物館に収容できる最大の仏像となり、これ以上の大きな仏像は入らないといわれていますから、是非その大きさを体感しにそして貴重な作品を直近で見てほしいと思います。
2028年までとなるとまだまだ時間がある。。。と思ってしまいそうですが、案外、時の経つのは早いですからね!
特別公開の金剛力士立像の他にも、写真撮影はできませんが、
名品展・珠玉の仏たち
(Exicibition from the permanent collection: Master pieces of Buddhist sculpture)
と題して国宝や、重要文化財を含む常時100件の仏像が展示されていますので仏像の世界を十分楽しめると思います。
名品展 中国古代青銅器(坂本コレクション)
なら仏像館に隣接している青銅器館は、昭和12年(1937)に当館の収蔵庫として建設されました。
平成14年(2002)に内部を改装して、収集家の故坂本五郎氏より寄贈された中国古代青銅器の逸品100点余りが名品展・中国古代青銅器(坂本コレクション)として展示されています。
※なら仏像館の特別公開・金剛力士立像2体と、青銅器館内では写真撮影可能となっています。
中国の青銅器時代は紀元前2000年ごろに始まりました。
夏(か)、商、周(しゅう)の三代を経て、紀元前3世紀(戦国時代後期)まで続きます。
商・周時代の青銅容器は彝器(いき)とよばれ、世界の青銅器文化の中で最も発達したものと評価されています。
卣 (ゆう) 鳳凰紋 紀元前11~紀元前10世紀 中国・商末周初



鼎(てい)紀元前11-前10世紀 中国・晩商~西周初期


なら仏像館、青銅器館へ行った後は、奈良国立博物館の地下回廊にあるミュージアムショップを覗きました。葉風泰夢というカフェもあり食事もできるようです。
今回ちょうど2021年度の正倉院展の開催中でした。
希望する日が前売りのチケット完売のため、正倉院展には行けませんでしたが、仏像館に立ち寄ってあとにミュージアムショップで正倉院展のグッズを買うこともできるのでご興味のある方は覗いてみると良いかもしれませんね。

元気がでる仏像っていうコピーも誰が考えたんだろう・・・。(→元気でました。(笑))
