【睡眠】人生の1/3を費やす睡眠について TEDシリーズで学ぼう その1


Sleeping with science -TED series-



このTEDシリーズの動画は、YoutubeのTED公式サイトで公開されています。
これから、公開されている動画を見た感想などを書いていきたいと思います。


Matthew Paul Walker  マシュー・ポール・ウォーカー   (科学者)


このシリーズに出演しているマシュー・ポール・ウォーカーは、イギリスの神経科学と心理学の科学者であり、アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校の教授です。睡眠が人間の健康に与える影響に焦点を当てて多くの科学的な研究を行っています。





最初に紹介する動画は現在配信されているものの中で最新で、そして興味の湧く題名です。

4 ways the COVID-19 pandemic changed the way we sleep | Sleeping With Science
です。









タイミングという、COVID-19パンデミックによってもたされた4つ変化について語っています。

みなさんは、パンデミックの間を振り返ってみてどうですか?

私の場合は、
睡眠量 パンデミック前の外国で仕事をしていた時の方が長時間寝ていたと思う。(約8時間睡眠)
睡眠の質 パンデミック中は悪くなったように感じます。
タイミング 総合的に夜遅くまで起きていることが増えた。朝はそのまま早く起きることもあり、その時によりタイミングに変化が増えてしまった。
 以前から夢をみることはあったが、最近も変わらず夢は見る。最近見た夢は、映画やドラマのように長編で場面が切り替わり、ストーリーが続くのが面白かった。

私の場合はまとめると、パンデミック前の方が規則正しい生活をしており眠りの量や質が良かったように感じている。免疫の健康のことを考えると、これからの生活の見直しをしてみよう。と思えるきっかけになりました。







次に紹介する動画は、不眠症について語られているものです。

How to deal with your insomnia — and finally get to sleep | Sleeping with Science









私自身、今のところ、自分は不眠症だと自覚したことはないのですが、3人のうち1人は、生涯の中でなんらかの不眠症を経験すると言うこともあり、人ごとではありませんね。
眠れない。眠り続けることが難しいというのは辛いものです。

この動画の中でマシュー・ウォーカーが語っている「不眠症の認知行動療法」(CBTI=Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)はとても興味深いです。
このテラピーが自身の習慣や信念や一般的なストレスを変えるのに役立ち、効果的であるという研究が多く発表されているそうです。

薬などに頼らず改善できるなら、ぜひやってみるべきだと思います。日本ではこの療法を指導してくれる臨床医はいるのかな?







次の動画は

How sleep affects what — and how much — you eat | Sleeping with Science





脳に満腹信号を送る食欲調節ホルモンのレプチンと脳に空腹の信号を送るグレチンのが睡眠不足によって逆方向に作動してしまうということ!そして睡眠不足がより高カロリーで糖質を好むような嗜好に変化してしまうなんて!

ますます、睡眠の大切さを感じてしまいました!









まだまだ続きます。次の動画は
What is melatonin — and should you take it to fall asleep? | Sleeping with Science









暗闇のホルモンと呼ばれるメラトニンについて語っています。


ここでは、睡眠環境を整えるには、

  • 寝室を涼しく保つこと
  • 眠る1時間前に部屋の明かりを暗くする
  • 朝は自然光をたっぷりと浴びる
  • 毎日いくらか身体運動をする

などが大切だとマシュー・ウォーカーは語っています。



次の動画は、

The surprising health benefits of dreaming | Sleeping with Science






について語っています。
睡眠中に夢をみることは、現実世界での生活でのメンタルヘルスを保つ上でとても良いということ。

昔から夢はよく見る方だけど、そんな効果があったのか。








今回ご紹介するのはこの動画で最後です。(引き続き別の記事に書く予定です)

Are naps actually good for us? | Sleeping with Science







昼寝について語られています。

人間は、午後1時〜4時の間に注意力が低下することが遺伝子に組み込まれているのです。

夜眠るのに困っていないなら、約20分間の昼寝は良いことなのです。

自分の経験上、昼休み中に起きていられずにアラームをかけて昼寝したことが
あるけれど、あまり気持ちよく起きれたことがない。起きた後もあまりスッキリした気分になれなかったような気がする。

スペインなどで、行われているシエスタ制度

午後2時〜5時を従業員の休憩時間にあてて営業時間外としている制度です。
その間は昼寝をしても、食事をしても、買い物に出かけても、散歩をしても、
自由に過ごすことができます。


日本でこのシエスタ制度が普及するのははなかなか難しいかもしれないが、

例えば、
朝8時30分〜13:30分までの5時間仕事。(前半)
13:30分から16:30までシエスタ休憩。(3時間)
16:30から19:30までの3時間の仕事。(後半) (計8時間労働)

とかなら、ぜんぜんアリ。ではないかなと思う。
会社と家が離れている会社勤めの人などには難しいとは思うけれど、
リモートワークが進んで最近では在宅で仕事をしている人や、勤務先から自宅までが近い人、自営業をしている人なども増えてきているしその場合はシエスタの時間を有効活用できると思う。








(次回はその2で残りの動画をご紹介したいと思います)