
東大寺 二月堂
- 場所:〒630-8211 奈良県奈良市雑司町406−1 二月堂
- 24時間参拝可能 (行事のある際は制限される場合もあり)
- アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約20分
東大寺二月堂の建物は2005年12月に国宝に指定されました。
江戸時代の1667年にお水取りの最中に失火で焼失し、その2年後の1669年に再建されたのが現在の建物です。
御本尊は大観音、小観音と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏です。
龍王之瀧
東大寺二月堂に入る東側の石段の下に囲まれたような場所があります。
気づかれにくい場所ですが、お不動様が祀られています。清浄な雰囲気がある場所です。




手水舎
手水舎は、寺社へ参拝する時に水を流して身を清めるために設けられた建物です。
こちらは、二月堂南側の石段を登った場所にある手水舎で二月堂にある3か所の手水舎の中で最も大きなものです。

二月堂
東大寺法華堂(三月堂)から北へ歩き進むと、二月堂の建物が見えてきます。
東大寺二月堂の建物の西側には、懸造と呼ばれる斜面に突き出した建築様式、「舞台」を持つ建物があります。(幅は、約22m、奥行き約27m)
この舞台からは、奈良市街地や生駒山、平城宮跡などを一望できる美しい風景が広がっています。
お水取り行事などの儀式を除き、二月堂の舞台は24時間解放されていて、奈良の観光スポットとしても素晴らしい場所です。
二月堂の正式名称は「観音堂」といい、大きな法要である「お水取り」(修二会)Omizutori (Water-Drawing Festival)が旧暦の2月に行われたので親しみをこめて、「二月堂」と呼ばれてきました。





二月堂の舞台からの眺めです。

天下泰平、五穀豊穣、万民快楽などを願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔の行いを勤めるものです。
御本尊は、「十一面観世音菩薩」です。
準備期間を含め、約3ヶ月間の大きな法要となっています。現在は太陽暦を採用して、本行は3月1日〜3月14日まで行われています。3月12日の深夜(3月13日の午前1時半頃)に閼伽井屋の中にある若狭井(井戸)から本尊に供える1年分の香水を汲みあげることから「お水取り」と呼ばれます。
大仏開眼供養の行われた752年に始められたとされ、以来、一度も途絶えることなく続いています。2022年で1271回目となります。
お松明は、3月1日〜14日に、練行衆が二月堂に上堂する際、足元を照らす大松明で先導されることに由来しています。
お水取りの日のお松明は、通常より大きな竹を使い、竹で編んだ籠を松明に被せたので、籠松明と呼ばれています。
東大寺 二月堂 参籠所
東大寺二月堂の休憩所です。
水やお茶のセルフサービスが利用できます。
とても趣のある建物です。


明治2年(1869年)製造の現役の湯釜がありました。↓(写真下)
行事と月1回の講の集まり等に薪で沸かしますと書かれていました。

登廊
二月堂の北側には、屋根付きの長い石段があります。二月堂の舞台下を間近で眺めることができます。お水取りの法要の際は、お松明を持った童子、練行衆らがこの登廊を登り舞台へと移動する姿を見ることができます。



実は、お水取りの行事にまだ一度も足を運んだことがありません。
今年か来年行ってみたいと考えています。
迫力のお松明見てみたい!