【黒島】石垣島から黒島へ日帰りサイクリングの旅 Kuroshima Island, near Ishigaki Okinawa



黒島





黒島の牛の数:2739
黒島の人口:
235





黒島は、石垣港からフェリーに乗って30分で行ける、牛の数が、人の数の10倍以上もいる緑の牧草地の広がるのどかで美しい島です。



石垣島から黒島への行き方




石垣島から波照間島へは安栄観光が運行する高速船に乗って行きました。


安栄観光のホームページでレンタサイクル付き観光の事前予約ができます。(このパッケージのレンタサイクルは、普通の自転車になります。電動ではありません。)


インターネットで申し込むと10%割引になるので予定が決まっている場合はおすすめです。


ただし、予約を入れてから週間天気予報をチェックしていましたが、石垣島の天気予報は当たらないと言われているように毎日コロコロと予報が変わっていました。

こればかりはでしょうか!


急な天候の変化も考えて、雨具などは用意して持参しました。

石垣島から波照間島へは所要時間は約25分〜30分です。


黒島時刻表(安栄観光を利用)
石垣発: 7:50 / 13:00 / 17:30
黒島発: 8:30 / 13:40 / 18:10




石垣島から八重山諸島へ行くには石垣港離島ターミナルから出ている定期便に乗っていきます。
安栄観光八重山観光と二つの船会社が運行しています。



ターミナル内は、売店やトイレなどもあります。
熱中症予防に水やお茶など飲み物を多めに買っておきました。




石垣港離島ターミナルの石垣島のヒーロー、具志堅用高の銅像前は、思わず写真を撮りたくなるスポットですね!




出発の15分前から船に乗船できます。エアコンが効いていて快適です。
乗り物酔いをする人は酔い止めなどを飲んでおくと良いと思います。



黒島到着・レンタサイクルを借りる





海況も悪くなかったので、ほとんど船が揺れることもなく、黒島に定時で到着しました。


黒島港に到着すると、レンタサイクルのお店のお姉さんが待っていてくれました。

私が利用したのは、

【まっちゃんおばー レンタサイクル】でした。
他にもレンタサイクルの貸し出しのお店があるようです。

港から車でお店まで車で連れて行ってくれます。

島のお姉さんと思いきや、滋賀県出身の方が対応してくれました。

天気が良くて良かったですね〜!と言ってくれました。
(本当に。青い空を見るだけでテンション上がりますね!)







こちらのお店から自転車を借りて出発します。
乗り捨てなどはできません。帰りはお店まで自転車を返却します。

帰りは港までの送迎はないので、港まで徒歩で3分くらいの距離ですので、全く問題ないです。



仲本海岸








黒島観光のサイクリングのモデルルートなどを参考にできるだけたくさんの場所へ観光して周りたいと思っていました。


実際はその日の天候、気分、目的、体力、などなど変わってくるものです。
あまり詰め込みすぎず、無理のないようにしたほうがが良いと思います。



私はスノーケリングをする目的があったので、まずはそちらを優先し、そのあとの観光は帰りの船の時間や体力的なことも考えながら、主要なところだけを見て周ることにしました。


黒島には約4時間半滞在しました。



私のように、仲本海岸でスノーケリングしたい人は、事前に干潮の時間を調べておきましょう。
わからない場合は、黒島研究所などでも教えてくれます。






干潮時を挾んだ前後1時間の2時間が遊泳可能時間となっています。
(※気象庁から注意報や警報が出ている時など、状況によっては全日遊泳できない日もあると思います。)

最も潮が引いている時間帯は、浅すぎてサンゴ を傷つけてしまう可能性もあるので、干潮から前後1時間の時間帯の間のほうがスノーケリングには適していると思います。
大潮などの日は干満の差が激しく、特に潮の流れが速くなるので、島の人に聞いたりして
絶対に無理をしないようにしてください。

レンタサイクルのお店の人にも、絶対にアウトリーフに出ないように。長時間しないように。
とアドバイスをいただきました。


※遊泳時の注意事項

安全管理や体調管理等、自己責任のもと、ライフジャケットを着用しましょう。
アウトリーフには出ないようにしましょう。
スノーケリングをしたことがない方は事前に練習しておいたり、スノーケリング自体に慣れていたほうが良いです。日差しも強いので、紫外線から身体を保護するラッシュガードなどを着用したほうが良いです。水分も補給して脱水症状にならないように気をつけましょう。















仲本海岸には、無料で使えるシャワー、トイレなどの設備がありますので、着替えができます。

衣服、身体が濡れている状態では定期船には乗船できませんので注意してください。
(ロッカーなどはないので、各自貴重品などの管理は自己責任となります。)


プズマリ










仲本海岸でスノーケリングした後の次の目的地は
「黒島研究所」でしたが、


途中にある、「プズマリ」にも寄ってみました。


このように色々と行き先を変更できるのが、サイクリングの自由で良いところ。








プズマリとは、琉球王朝時代に異国船など海上を監視するために使われた、小高い丘のことです。

琉球石灰岩が積み上げられています。

(※現在は登ることはできません。)







黒島研究所









Cocoro
Cocoro

黒島研究所」は黒島を訪れる人におすすめします。

海の好きな人、海亀の好きな人、スノーケリングやダイビングをする人、珊瑚の好きな人、ゴマモンガラの鋭い歯をじっくり見てみたい人、黒島のサメを見てみたい人、カクレクマノミが好きな人、ヘコアユが見てみたい人などなど、小さな水族館のようでもあり、
私は黒島の滞在中、一番長居をしてしまいました。





入館料は1人 500円です。
入館の印としてウミガメの平均的な卵の大きさになっているシールをもらえます。
キッズたちが喜びそうですね!私も黒島訪問の良い記念になりました。



黒島研究所は1978年より海亀のさまざまな調査や研究を行っています。


沖縄の海亀の調査の中で最も歴史が長く、黒島(西の浜)での産卵調査は40年近く継続しているそうです。

ウミガメの海域生態を調査したり、過去には1983年に竹富町委託による「石西礁湖におけるオニヒトデ及びイシサンゴ類の分布調査」や、環境省委託による「西表国立公園石西礁湖およびその近隣海域におけるサンゴ礁モニタリング調査」なども行っていたようです。


サンゴ標本のコレクションの一部が資料展示室で見ることができます。
このようなサンゴの展示はなかなか見ることがないので、とても興味深かったです。



個人的に気になったのは、

こちらのサンゴ。(写真↓)

珍しい扇型のミドリイシ類のサンゴで、1980年代に採集されたのだそうです。
多くのダイバーや海人にこのサンゴのことを聞いても見たことがないという珍しいサンゴだそう。
名前もはっきりと分かっていないということです。




生物飼育室では、ウミガメ、カクレクマノミとイソギンチャク 、ナマコ、オニヒトデ、ゼブラウツボ、ヘコアユ、ゴシキエビ、ゴマモンガラ、サメ、ハブ、ヤシガニやなど、黒島周辺で見られる生物を飼育展示しているので、間近で見ることができますよ。


面白いなと思ったのが、ゴマモンガラ。こんなにゴマモンガラの歯をじっくり見られる水槽はなかなかないのではないでしょうか!


私はダイビング中にゴマモンガラにウエットスーツの上から足を噛まれたことがあります。
幸い怪我もなく、ただ噛まれた時にかなり痛かったので、こんなに強い歯で噛まれたらそりゃ大変だとまじまじと見つめてしまいました。


説明によると、このゴマモンガラの水槽には、最初は自然の海のようなレイアウトで、岩や、ヒトデ、カニ、エビなども住まわせていたのに、大型のエビも食べてしまうそうで、別の引っ越すことになり、ヒトデもいなくなり、レイアウトの岩も壊してしまい、今の水槽のような形になったとか。。。



確かに。。。ゴマモンガラの産卵、繁殖の時期の卵を守るための攻撃性は尋常ではありません。
卵の巣に近づこうものなら、どこまでも追いかけてくる、あのスピードの速さもスノーケリングやダイビング をしたことがある人なら知っている人は多いことでしょう。







黒島展望台









黒島研究所でついつい長居してしまったので、次の目的地「伊古桟橋」までの途中にある、

「黒島展望台」にも行きました。


まずはこの独特な、形。渦を巻いたようです。天気の良い日には展望台の上からは石垣島や竹富島、西表島も一望できます。黒島に広がる緑の草原を見渡すこともでき、絶好のフォトスポットです。












黒島展望台から伊古桟橋までの道










黒島の牛もたくさん見れます。
緑の草原の中を自転車で走り抜ける爽快感!



伊古桟橋






伊古桟橋は、2005年12月26日に国の登録有形文化財に登録されている約354mの長い桟橋です。
かつては漁業に使用されていましたが、現在は桟橋としては使用されていません。

先端まで行けるので、ゆっくり歩いて行ってみましょう〜♪とっても気持ちが良いですよ!











伊古桟橋からは、レンタサイクル屋さんまで行き、自転車を返却して、黒島船客ターミナルで休憩して帰りの定期船に乗り石垣島まで帰りました。







黒島 滞在まとめ


黒島滞在時間【約4時間30分中のおおよその移動+観光時間の一例】

※これらの情報は、個人的な利用の一例で、混雑具合や工事、天候等の影響により異なる場合があります。

  1. 港〜レンタサイクル屋 (手続き等)〜仲本海岸 
    【20分】 残り4時間10分
  2. 仲本海岸スノーケリング 準備〜スノーケリング〜シャワー(着替え)
    【50分】 残り3時間20分
  3. 仲本海岸〜プズマリ
    【15分】 残り3時間5分
  4. プズマリ〜黒島研究所
    【1時間】 残り2時間5分
  5. 黒島研究所〜黒島展望台
    【30分】 残り1時間35分
  6. 黒島展望台〜伊古桟橋
    【45分】 残り50分
  7. 伊古桟橋〜自転車屋(自転車返却)
    【20分】 残り30分
  8. 自転車屋〜黒島船客ターミナル
    【5分】 残り25分






Cocoro
Cocoro

緑の牧草地の広がる自然の美しい黒島でのサイクリング最高でした。
黒島へ行かれることがあったら、皆さんそれぞれの、過ごし方で楽しんでくださいね!