【金峯山寺】修験道の聖地とされる奈良吉野山・金峯山寺へ



Cocoro
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みなさん、こんにちは。奈良県吉野郡吉野町吉野山にある寺院、金峯山寺へ行ってきましたので、ご紹介したいと思います。



金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺




金峯山寺は、7世紀後半の創建とされる、金峯山修験本宗の総本山です。


2004年に和歌山県・奈良県・三重県にまたがる3つの霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)と参詣道(熊野参詣道、大峯奥駈道、高野参詣道)を登録対象とする、紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産として登録されており、金峯山寺境内の本堂仁王門などの木造建築物も世界遺産に登録されています。





  • 場所:〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山2498

  • 拝観時間:本堂蔵王堂:8:30~16:00
    塔頭脳天大神龍王院:8:30~16:00

  • 蔵王堂拝観料:大人:800円 中高生:600円 小学生:400円
    蔵王堂秘仏御本尊特別ご開帳時)拝観料:1600円 中高生1200円 小学生800円

  • アクセス:近鉄吉野駅下車、吉野ロープウエイ利用吉野山駅下車、徒歩 10分
    近鉄吉野駅から徒歩約30分







吉野駅→→ロープウエイ千本口駅→→ロープウエイ吉野山駅




Cocoro
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近鉄吉野駅から徒歩約2分の千本口駅からレトロな吉野山ロープウエイ に乗って吉野山駅まで行くと、金峯山寺までは徒歩10分程で行くことができます。










近鉄吉野駅は、近鉄吉野線の終着駅です。
吉野山・世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の玄関口となっています。



近鉄吉野駅のすぐ近くに吉野町観光案内所があります。
吉野山の観光マップやパンフレット類も用意されています。






吉野山ロープウエイ 千本口駅




Cocoro
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この吉野ロープウエイ、2012年7月23日に施設・設備が機械遺産に認定されている、現存する日本最古のロープウェイなのをご存知ですか?
昭和4年に開業したこのケーブルは、駅舎や支柱、外壁などの補修を経て、今もなお、開通当時の姿で運行しています。このレトロなロープウエイに乗るのも吉野山での一つの思い出になりますね!







吉野山ロープウエイ 吉野山駅





吉野ロープウエイは、火曜日水曜日木曜日が運休日となっていますので、吉野へお越しの際は気をつけてください。




金峯山寺黒門




金峯山寺黒門は金峯山寺の総門で、かつて公家や大名でも槍を伏せて、馬をおりて歩いたといわれている門です。






仁王門(国宝) (現在修復工事中)








金峯山寺の仁王門は棟の高さ20.3mの日本屈指の山門で、国宝に指定されています。
2021年より、約70年ぶりに仁王門が解体修理され現在、姿を見ることはできません。
完成は2028年の予定です。



門の左右には、木造金剛力士立像(重要文化財)が1体ずつ安置されています。
阿形像は1339年、吽形像は1340年に南都の大仏師である、康成(こうじょう)によって造立されました。2019年に搬出されて修理され、現在、奈良国立博物館で特別公開されています。









蔵王堂へは、仁王門から右側からですと約100m(少し急な坂)、左側ですと250m(ゆるやかな坂)を通って行くことができます。






⭐️奈良国立博物館での金剛力士立像の展示を観に行った時の記事も合わせてご紹介しておきます。





【奈良観光】特別公開/金峯山寺・金剛力士立像 なら仏像館・青銅器館/ 奈良国立博物館



蔵王堂(国宝)





蔵王堂は、金峯山寺の本堂です。本尊金剛蔵王大権現三体のほか、多くの尊像を安置されています。

現在の建物は1592年頃に完成したものです。

三体の本尊は秘仏であり、普段は見ることができません。








観音堂








南北朝・室町時代ころに創建されたと考えられており、本尊は十一面観音立像をお祀りされています。



愛染堂








1983年に蔵王堂に安置されていた愛染明王を遷座し、愛染堂としてお祀りされています。






四本桜








四本桜は金峯山寺、蔵王堂の境内の石の柵の中に桜が四本植えられている場所です。

1333年、大塔宮護良親王が鎌倉幕府勢に攻められて、吉野落城を覚悟して最期の酒宴をされた場所です。

銅鳥居(かねのとりい)(重要文化財)







銅鳥居(かねのとりい)は北向きに建つ鳥居型の門で、吉野山駅から金峯山寺仁王門までの間にあります。

大峯山上に詣でるまでの間にある四門の最初の門で、発心門(ほっしんもん)と称され、菩提心(ぼだいしん)を起こすところとされています。

聖武天皇の勅願により東大寺大仏の余った銅で建立したといわれています。



威徳天満宮 (奈良県指定文化財)









威徳天満宮は金峯山寺の境内にある神社で、御祭神は菅原道真公です。
天満神社ともいいます。

現在の社殿は桃山時代の建築で、豊臣秀頼の改修によるものと伝わる。1998年)9月の台風7号により大被害を受けたが、2001年に復旧されました。