

奈良県明日香村はどこにある?
明日香村は、奈良県の中央部付近に位置する村で、
飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されています。
のどかな田園風景が広がり、
そののんびりとした景観は日本人の心の原風景として
多くの観光客に癒しをもたらしています。
⭐️飛鳥・藤原宮都とその関連資産群とは?
ユネスコの世界遺産(暫定リスト)への追加掲載が決まった奈良県飛鳥地方にある史跡等の総称のことで奈良県は2024年の世界文化遺産登録に向けて遺産価値を説明した推薦書素案を2020年3月30日に、文化庁に提出したことを発表しました。
明日香村へのアクセス(近鉄電車利用の場合)
明日香村へ電車で行く場合の方法です。最寄駅は
- 近鉄飛鳥駅
- 近鉄橿原神宮前駅
の2つの駅になります。
⭐️近鉄橿原神宮前駅は
・京都と橿原神宮前間
・大阪阿部野橋と橿原神宮前間
の2区間で近鉄特急を利用することができ、アクセスが便利です。
橿原神宮前駅から明日香村へのアクセスは、路線バスを使った観光の場合に適しています。
⭐️近鉄飛鳥駅は
橿原神宮前駅から近鉄吉野線に乗り換えて、2駅目の駅となります。
明日香村観光で人気のある、サイクリングでの観光や徒歩での観光などに適していますが
路線バスも運行しています。
飛鳥駅からの散策地図です。
①飛鳥駅
②鬼の祖(おにのまないた)
③鬼の雪隠(おにのせっちん)
④亀石
⑤橘寺
⑥cafeことだま
⑦稲渕の棚田

歩き慣れている方・体力に自信のある方・時間のある方は徒歩での散策もおすすめですが、一番効率よく観光名所を回れるのはレンタサイクルか、観光向けの路線バス(かめバス)がおすすめです。
私の場合、飛鳥駅で路線バスのタイミングがうまく合わず、
徒歩で廻ることにしました。本当によく歩いた1日でした。
歩いてみたい!という人向けに地図入りでご紹介します。
飛鳥駅から鬼の俎(おにのまないた)・鬼の雪隠(おにのせっちん)(約950m)
鬼の俎(おにのまないた)


鬼の雪隠(おにのせっちん)

遊歩道を歩き進むと、脇の高台に鬼の俎(おにのまないた)と遊歩道を挟んだ場所に鬼の雪隠(おにのせっちん)があります。
これらは封土を失った古墳の石室で、
元は花崗岩の巨石を加工し、底石、蓋石、扉石の3つを組み合わせたものであったのですが
今は、鬼の俎(おにのまないた)=(底石)鬼の雪隠(おにのせっちん)=(蓋石)のみが残っています。
言い伝えによると、霧ヶ峰と呼ばれるこの一帯には
鬼が住んでおり、通行人に霧を降らせ、迷ったところをとらえて俎(まないた)の上で料理をし、
雪隠(せっちん)で用を足したという。
鬼の俎(おにのまないた)から亀石(約800m)

亀石
亀石は花崗岩の巨石で、亀に似ていることから亀石と呼ばれています。
亀石は現在は南西を向いていますが、西の方を向いた時、泥の海と化すという伝説があります。
亀石から橘寺(裏参道) (約750m)
橘寺の裏参道周辺
橘寺付近は昔、厩戸と言う地名があり
聖徳太子(厩戸皇子)は574年にここで誕生したと言われています。









明日香村は秋(9月中旬から下旬)になると
真っ赤な彼岸花が咲きとても美しい風景を観ることができます。
今回の散策ではこの辺りの彼岸花が一番綺麗に咲いていました。
橘寺からcafeことだま(約750m)

明日香村の有名カフェといえば、
cafeことだまですね。
美味しいパッピンスを食べてきたので、こちらからどうぞ。↓
cafeことだまから稲渕の棚田(約2.1km)
稲渕の棚田は、日本の棚田百選にも選ばれている明日香村の美しい棚田です。
彼岸花が咲く季節には彼岸花まつりが開催されますが、今年は彼岸花まつりは中止。
毎年、同時に行われる案山子ロードでの案山子コンテストは行われたので、観に行ってきました。
(今年の案山子ロードは2020年11月15日までです。)






案山子にも2020年を象徴しているものが並んでいました。
今年のテーマは「絆」です。

今年は志村けんさんでした。







稲渕の棚田から飛鳥駅 (約3.5km)
稲渕の棚田から飛鳥駅までは朝風峠を通って、上の地図のルートで帰りました。
帰り道は山の中も通りますので明るいうちに歩いた方が良いです。
・鬼の俎から亀石 800m
・亀石から橘寺 750m
・橘寺からcafeことだま 750m
・cafeことだまから稲渕の棚田 2.1km
・稲渕の棚田から飛鳥駅 3.5km
合計:8.85km! (約9km)を歩きました!(googlemapにより参照)